昨日は、妻の従姉妹の結婚式に夫婦で参加しました。従姉妹の新居は私の家から10分ほど歩いた所にあり、ご近
所さんなのです。
式と披露宴は四ツ谷駅近くのオテル・ドゥ・ミクニというレストランで行われ、とても美味しい料理を頂きました。出席者
は、両家合わせて40名ほどで、フレンドリーでとても居心地のよい式でした。
何故そのように感じたかと言うと、オテル・ドゥ・ミクニのスタッフの対応もよかったのですが、それ以上に新郎・新婦が、日
頃大切に思っている出席者の方々に「楽しんで頂きたい」という心配りと、「二人の手作りの式である」ということが伝わって
きたからです。
先ず嬉しかったのは、各自の席札の裏にその人に対する、一人一人違う感謝のメッセージが直筆で書かれていたことで
す。忙しい中、「大変だっただろうな」と思いますが、自分が新郎・新婦から大切に思われている人なんだと実感しました。
また更に席次表の表紙を開くと飛び出す絵本のように、さまざまなデザインの絵が立体的に出てくるのです。これも驚くこ
とに一人一人違う色とデザインでした。ちなみに私は、背景が青で白鳥が2羽向かい合っているデザインで、妻は背景がオ
レンジで食卓の上に2個のコーヒーカップが並んでいるデザインでした。
本当に楽しい式で満足して午後4時ごろ家に帰り、夫婦でとても喜んでいました。でも新郎・新婦の心くばりはこれで終
わらなかったのでした。
夫婦で夜10時ごろリラックしているところに、従姉妹から1本の電話がありました、その内容はなんと、式で使った花がたく
さん余ったので今から我が家へ届けに来ると言うのです!
妻は「大変だから」と断りましたが、従姉妹が「是非とも」と言い、わざわざご夫妻で、疲れているのに雨の中多くの花を
届けて下さったのです。
私はこの2人の心配りには頭が下がる思いと同時に、このご夫妻とのお付き合いを、これからも大切にしていこうと更に思
わされました。そして、ご夫妻の上に真の神様の祝福があるように改めて祈りました。
聖書には、「何事でも、自分にしてもらいたいことは、ほかの人にもそのようにしなさい」と書かれています。これは見返りを
求めずに、心を配り、他人に親切にしていると、おのずと自分も他人から親切にされるという教えです。
ご夫妻は、決して見返りを求めて私たちの家に、花を届けに来られた訳ではありません。ただ私たちに「喜んでほしい」と
いう思いで来られたのです。
このような心配りができるご夫妻は、これから多くの方々から愛され、祝福された家庭を築いていけると確信します。
コーチングでは、コーチはクライアントに心を配り2人の信頼関係を築いていくことが基本となります。このご夫妻を通してコ
ーチの立場としても、「心配り」が大切であることを更に学ばされました。
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